ぼくの短いはじめてのせいちじゅんれい

慕ちゃんに出会わなければ、僕は引きこもりでいられただろうか

10月末までの無職期間を、エロゲに耽りながら怠惰な日々を過ごしていた。
何か始めるべきだと考えつつも、いつものようにdアニメストアで時間を潰していると、「かみちゅ!」が目に留まった。
このアニメを初めて観たとき、尾道の美しい景色に心を奪われたものの、お金もなく訪れる機会は訪れず、早や15年が経過していた。しかし今、時間もお金も手に入れた。
そうだ、尾道に行こうと、日曜日の夜にふと思い立ったのだった。

決断は速かった。
旅行の日程を考えると、金曜日の夕方に予定があるため、月曜日に出発し金曜日に帰るのがベストだと思いついた。
3泊4日の旅程では、尾道(広島)だけでは少しもったいなく感じた。
そこで、シノハユの聖地巡礼を兼ねて島根にも足を延ばすことにした。

島根では、現在日本で唯一の寝台列車を体験できる。
瑞原はやりがライブからの帰りに利用したその列車に乗れば、金曜日の朝には家に帰れる。
瑞原はやりと同じ体験ができると思うと、完璧なプランができあがった。

以下日程である。

月曜夜 夜行バスに乗り広島へ
火曜 宮島(厳島神社)~広島市内観光
水曜 尾道観光(かみちゅ聖地巡礼)
木曜 島根観光~寝台列車に乗る
金曜朝 帰宅

火曜 神社。神社。神社。

Gyazo
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朝6時頃、乗っていた夜行バスが広島に到着した。その勢いで直ちに宮島へと向かう。有名な鳥居を眺めていると、時刻はすでに7時を過ぎていた。宮島は観光地として発展しており、お店も多いが、まだ早朝のため何も開いていない。途中で水族館を見つけるが、開館は9時からだった。

仕方なく、2時間近く島をひたすら歩くことに。島内にはいくつか寺があるが、山の中に位置しているため、『ヤマノススメ』に倣い、登山の途を選ぶ。人気の少ない山道を進むのはわくわくするが、道に迷っていないかという一抹の不安も感じつつ、なんとか寺に無事到着。お参りを済ませ、おみくじを引いたが結果は小吉。恋愛に関するアドバイスでは、年の差が問題とあり、3歳以内が良く、5歳以上の差は良くないとのことだが、それは余計なお世話である。

Gyazo
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その後、広島市内へと移動し、原爆ドーム、広島平和記念資料館、広島城、縮景園などを巡る観光に出かけた。宮島で感じたのと同じく、平日だというのに観光客が意外と多かった。外国人旅行者、修学旅行の生徒、年配の方々が目立ち、特に広島平和記念資料館では入場まで30分近く待ったように思う。

水曜 尾道は僕らを幸せにする力があるね。

Gyazo
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この日は尾道のみを散策することにした。訪れたい場所はいくつかあったが、中でも重点を置いたのは、アニメ作品の中で神社のモデルとなった艮神社(うしとらじんじゃ)と御袖天満宮だ。さらに、ゆりえ様の住宅も訪れるリストに入れていた。既に聖地巡礼を経験された方々のGoogleマップを頼りに、街中を歩き回った。

『かみちゅ!』をご存じの方ならお分かりだろうが、尾道は坂道や階段が非常に多い。坂の上に住む人々がどのように日常生活を送っているのか、宅配サービスは問題なく機能しているのかと、不思議に思いながらも、尾道の街を上下に動き回り、太ももに負荷をかけて散策を楽しんだ。

『かみちゅ!』では、ゆりえ様がフェリーで自宅と学校を行き来するシーンが描かれている。しかし、実際にはゆりえ様のモデルとなった自宅は本島にあり、向島には特に見るべきものがない。実際にフェリーで向島へ行ってみたものの、確かに何もなかったため、すぐに戻ることにした。もし移動手段を準備していれば、島の奥深くまで探索できたかもしれないが、それは仕方のないことだった。

Gyazo
Gyazo
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この場所の魅力は聖地巡礼の枠を超えていた。ここでは、ただ純粋に、美しい景色と入り組んだ道が織りなす独特の魅力に心を奪われ、散策すること自体が一種の楽しみとなっていた。その道々はまるで、古き良き時代の物語を語りかけてくるようで、石畳の小路を歩く度に、時の流れを感じさせるような趣があった。曲がりくねった道には予期せぬ発見があり、まるで宝探しのようなわくわく感が味わえる。一つ一つの小路を歩くたびに、まるで過去と現在が交差しているかのような、不思議で心地よい感覚に包まれた。その瞬間瞬間が、格別の喜びであり、「やはり私は小路が好きなんだ」と深く実感した。

木曜 島根ちゃんは神話っ子

Gyazo
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出雲大社へお参り。
島根県と言えばの場所であり、縁結びの神社でもあるので今後の縁を祈ってきた。
シノハユとの縁をより良いものとなればいいものだ。

Gyazo
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Gyazo
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松江市内を散策してきました。漫画の扉絵に出てくるような印象的なスポットや、県大会の会場となった場所など、松江駅周辺だけでも見どころがたくさんあり、大いに満足できました。

はじめてのせいちじゅんれい

今回の旅行は突然決めたもので、詳細な計画を立てていたわけではないけれど、見たいものは一通り見ることができたと思う。ただ、すべての移動を徒歩で行ったので、毎日20km以上歩くはめになり、相当な疲れを感じています。シノハユの聖地巡礼は、松江駅周辺だけではなく、玉造温泉など他にも訪れるべき場所が多かったので、次に行く機会があれば、車をレンタルして回りたいと思います。いくつかの課題は感じつつも、次の仕事に向けて十分なリフレッシュができた旅でした。

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